中小企業から大企業への転職方法 ~大企業で得られないものを持っていること~

こんにちは こんばんは HICOTARO です。

 

私自身は、大学を2年留年し、非上場の中小企業(売上100億)にて総合職(スタッフ)として働いていました。

その後、東証一部上場の大企業(売上1兆円以上)へ転職をすることができました。

 

また、転職活動当時は、同時期に大企業3社の内定をいただくことができました。

 

今回は、大企業へ転職しやすくするために、中小企業で身に付けておくべきことを3つお話したいと思います。

 

早速、結論から先に申しますと、「その企業の同年代と比較した際に、その企業の社員が経験できていないものを持っている」と受かる可能性が高くなります

 

本日は、下記の3つについて話をしていきたいと思います。

 

①若いうちに管理職や、役職者になること、マネジメントを意識すること

 

②現場第一線の感覚を持っていること

 

③ひたすらコミットする力を持っていること

 

では、説明してきましょう!

 

①若いうちに管理職や、役職者になること、マネジメントを意識すること

 

 ここで、大企業の感覚をお話しましょう!

 

 出世の道として、平社員 → 課長 → 次長 → 部長 → 役員 といった形を例にとります。

 

 大企業の総合職の場合は、課長以上の管理職、要はマネジメント経験をする年代は、早くても30代後半から40代になってからです。

 

 特に管理職試験は厳しい会社が多く、一生かかっても管理職になれないような会社もあります。

 

 しかし、中小企業では、人材不足もあり、若い年齢で管理職や役職者になることができます。

 

 大企業の実態をお話すると、伝統的な年功序列会社は、出世が減点方式であったりします。

 

 つまり、実績のなかで、失敗を作ると、出世ロードの道から落ちます。なので、みんながミスをしないように働くことが多く、

 

 特に、若いころは、上司の指示したことだけをするということが多くなり、部署や事業所全体を考える能力は全くと言っていいほど

 

 身に付きません。

 

 ですので、大企業では、どんなに小さな会社や部署でも若くから部下をまとめる能力や会社全体を見る力を持っている人は、重宝されます。大企業はなかなかそのような視点を持った人がいないからです。

 

 つまり、一つ目は、マネジメントスキルを身に付けましょう。

 

 マネジメント職についていなくても、まずは本などでマネジメントスキルを勉強し、職場で実践し、いろいろな小さな失敗や教訓を学ぶことは、大企業の面接では非常に好感を持たれます。

 

 ちなみに、そのような能力がない!であったり、そのような職についていない!という人は、今は、大企業への転職の狙い時ではありません。1年や2年勉強して、狙うことをオススメします。

 

②現場第一線の感覚を持っていること

 

 二つ目はこれです。

 

 中小企業は、多くの仕事を一人でしなくてはいけません。一つ一つの業務が大企業に比べて小さい分、大企業では雑務のような仕事もこなさないといけません。

 

 大企業は、雑務のような仕事や、現場作業を下請け(グループ会社や協力会社)にお願いをしていて、全く把握をしていない事例があります。

 

 そして、現場のことをあまり分からずに、方針や制度設計などを行って、非効率な業務を下請けに依頼することがあったりします。

 

 大企業側も現場第一線のことを知りたくても、時間がなかったり、それ以外のことをしないといけないので、なかなか経験をもった人はいません。

 

 つまり、現場での苦労や、現場第一線での悩みを解決するような意見・提案をしてくれることは、大企業にとっても非常に良いことと捉えるです。

 

 社内ではそのような現場第一線の感覚を持っている人がいないため、そのような意見が出ることがありません。

 

 面接では、現場第一線の悩みや苦労だけではダメで、解決策の提案などもすることがより好感を持たれる要素になります。

 

③ひたすらコミットする力をもっていること

 

 これは、中小企業だから、大企業だからというわけではありませんが、

 

 中小企業は一般的には、年間の総労働時間が大企業に比べて多く、土日も出勤や呼び出しなど、本当に苦労が多いと思います。

 

 大企業でもそのようなブラック企業はありますが、近年の働き方改革で残業時間の抑制や、パワハラの厳正化により、大企業のマネジメント層は、徹夜してまでの仕事を押し付けることはしにくくなっています。

 

 しかし、中小企業はどうでしょう?納期を間に合わせるために徹夜や休日出勤などは当たり前のように行われていませんか?

 

 その苦労した経験(徹夜や休日出勤)は、実は大企業社員は経験したことがない方が多いのです。つまり、そこに希少性があるのです。

 

 特に、面接官は年配の方が多く、昔の「24時間働けますか?」の世代であれば、

 

 「今の若いやつは、、、定時でスパッと帰るし、指示したこと以外はしないし、、、、」と思っているケースがあります。

 

 そのようなときに、コミットする力、つまりは、目の前の業務を終わらせるために、休日出勤や徹夜もいとわないという考え方は好感を持たれるケースがあります。

 

 また、そのような苦労を超えて、実績を積み上げていることは、一つの成果として判断されやすくなります。

 

みなさんもぜひぜひ、転職の際の、経歴書や面接にお役立ていただければと思います。

 

本日は、大企業への転職方法 ~大企業で得られないものを持っていること~ を解説しました。

 

本日は以上となります。

 

本ブログでは、中小企業から大企業へ転職した実体験(同時期に大企業3社内定)をもとに、みなさんの転職が成功するための情報を発信できればと思います。

 

少しでもおもしろいと感じた方は、コメントのほどよろしくお願いいたします。